ゆきなのスケッチブック

Rolling, Falling, Scrambling Girls. For others. For themselves. Even if they’re destined to be a"mob".

【ORAS】生明祭ダブル大会 使用構築

11月22日(日)に生明祭で開催されたORAS全国ダブルの学祭大会に参加し、優勝することが出来ました。
過去作産の個体がレートで再び禁止になってしまったことと、今年の学園祭で開催されるダブル大会への最初で最後の参加ということで気合を入れて臨みました。
 
このようなオフラインの大会に出場する機会は少なく、初めて優勝という肩書きを手にしたので本当に嬉しいです。
カロスマーク不問ということなので短い期間で構築を用意することができました。
せっかく結果を残せたのでパーティの紹介と対戦の振り返りをしようと思います。

 

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▼構築解説
XY環境で使用していたメガガルーラ+追い風スイクンを軸に構築を開始しました。
中速帯で固まりやすいガルーラスタンは素早さ関係が見極めにくく、ミラーが発生した場合にスイッチトリルは扱いにくいと考え、S操作の手段には縛り関係がわかりやすくなる追い風を選択しました。
追い風下で圧倒的な制圧力を発揮できるガルーラと負けん気ボルトロスに加えて、素早さを高めた噴火ヒードランをアタッカーとして採用しました。
防御札としては相手の展開を妨害できる叩き落とすを覚えたチョッキランドロス、申し訳程度のトリックルームの対策としてモロバレルを採用しました。
基本的にトリルを通されたら厳しいのでモロバレルヒードランと並べて見せて少しでも相手がトリルを発動するのを躊躇ってくれれば程度に考えていました。
 
▼個体解説
努力値 : H252 B252 D4
実数値 : 207-x-182-107-134-94
熱湯 冷凍ビーム 絶対零度 追い風
 
構築の軸となる追い風の起動役。
凍える風は負けん気発動のトリガーとなるため不採用。
プレシャスボールから出てくるため若干ではありますが挑発を入れにくく、トリックルームを使うような耐久型のポケモンや小さくなるに隙を見せないように絶対零度を持ったスイクンを採用しました。
オフ大会ということなので追い風+絶対零度の組み合わせは有無を言わせずに試合をひっくり返せるという期待もしていました。
ちなみに撃つ機会は無かったですね、バークアウトの方が強いと思いました。
それだけ安全な立ち回りが出来ていたのだと思いました。
 
パーティが決まったのが大会前日なので急遽夜中に後輩のざるそばくんから借りました。
この技構成は神速を切っているこの個体でしか実現できません。
ざるそばくんありがとうございました。
 
努力値 : H4 A244 B4 D4 S252
実数値 : 181-146-101-x-101-156
(メガ後 : 181-176-121-x-121-167)
捨て身タックル けたぐり 冷凍パンチ 猫騙
 
陽気最速、バケモノ。
面倒になりそうなポケモンを行動させることなく殺すために指数を重視して捨て身タックルを選択。
普段は不意打ちを採用していますが、追い風があるため威嚇を入れに出てくるスカーフランドロスを縛り返せるように冷凍パンチを採用しました。
試合を決めるだけの破壊力を持つガルガル猫は陽気最速の利点を活かして普通に狙っていきます。
ガルーラ猫騙しは性能はもちろん、火力が意味不明なので積極的に引っ込めて何度も使用できるように心掛けて立ち回りました。
 
ボルトロス(化身)@命の珠
努力値 : H4 A252 S252
実数値 : 155-167-90-x-100-179
ワイルドボルト はたき落とす 馬鹿力 守る
 
一般的な負けん気ボルトロスです。
追い風があるのでスカーフランドロスの前で威嚇をもらって行動できます。
今大会中では威嚇をもらう機会が少なかったですが、素早さが高いことから終盤の縛り性能が尋常ではないので期待以上の活躍をしてくれました。
フリーフォールの採用はギリギリまで悩みましたが、水タイプへの遂行速度を考えてこのような技構成になりました。
 
ランドロス@突撃チョッキ
努力値 : H84 A164 B4 D4 S252
実数値 : 175-204-111-x-101-143
地震 岩雪崩 馬鹿力 叩き落とす
 
流用個体なので調整先忘れました。
構築の軸が追い風であることに加えて浮いているポケモンボルトロスしかいないため、拘りスカーフではなく突撃チョッキでの採用となりました。
チョッキランドは叩き落とすと馬鹿力の撃ち分けが非常に強力で、地震と岩雪崩をほぼ撃ちませんでしたが大活躍しました。
 
ヒードラン@防塵ゴーグル
努力値 : H4 C252 S252
実数値 : 167-x-126-200-126-102
噴火 熱風 大地の力 守る
 
間違いなく今大会のMVPでした。
可能な限り素早さを高めた噴火ドランです。
必要な時にダメージを受けずに噴火を通す立ち回りに自信があったので今回は耐久に努力値を割きませんでした。
実際は追い風はほとんど使用しなかったですが、噴火を通しまくって大活躍しました。
熱風は負け筋を引く可能性があるため極力撃たなくて済むように立ち回りました。
バレルに後出しをと考えていましたが、ゴーグルは一度も発動しませんでした。
 
モロバレル@オボンの実
努力値 : H252 B252 D4
実数値 : 221-x-134-105-101-31
ギガドレイン 怒りの粉 キノコの胞子 守る
 
ロトムトリトドンがややキツイこともありトリル対策でこいつを差し込みました。
攻撃的なパーティなので基本的にはこのモロバレルは攻撃を吸うことしか考えていません。
粉を振りまいてガルーラヒードランあたりを動かすのが最強でしょ、と考えています。
選出しませんでしたがパーティに必要なポケモンだったと思いますし、選出する機会も実はあったのではないかと思います。
 
▼対戦結果
予選① もうこさん ×
実は初戦は落としました。
気合が入っていた分かなり緊張しており、ミスばかりの試合となってしまい凄まじく落ち込みました。
選出を変えた時に選出順が入れ替わる、ワイボあるのに叩き落とした後のギルガルドに再度叩き落とすを撃つ、生き残った赤ゲージのギルガルドに零度を撃つ、など数々の池沼行為を繰り返し惨敗しました。
初戦にして既に予選落ちを確信したので逆に緊張は全く無くなり、その後の試合は落ち着いて立ち回れたと思います。
 
予選② しなちくさん ◯
追い風ミラーでした。
リザードンの隣のサイドンが避雷針で面倒だったのを覚えています。
途中天候が晴れになりましたがスイクンの熱湯が一貫していたので連打。
ゴウカザルを倒した時点でガルーラが自由に動けるようになって勝ちました。
 
予選③ さとるんごさん ◯
純正トリパと判断して初手ムシャーナ+何かと裏ドサイドンモロバレルまで決めつけて選出しました。
叩き落とす捨て身で集中してムシャーナを落として勝ちを確信しました。
ガルーラランドロスはメガオニゴーリのフリーズスキン大爆発で消し飛んでいった。笑
お互い裏を出して上から噴火熱湯で終了。
 
予選④ ながとえぼるさん ◯
エルフーン猫騙しから入り、次のターンもボルトロステラキオンを縛っていることに加えて明らかにガルーラを引くタイミングなので、ガルーラ方向にアンコールは無いと考えて強気に動き、冷パンでエルフーンを落とすことに成功。
クレセリアの凍える風を受けないように気をつけながら立ち回り、択勝ちを続けて勝利しました。
 
3勝1敗で予選を終えて、同率1位でしたが直接対決の結果でもうこさんが1位抜け、ぼくが2位抜けとなりました。
 
準々決勝 あんしんいんさん ◯
いきなり有名な強い方と当たってしまって絶望。
キノガッサがスカーフだと後々面倒と判断して冷パンで突っ張って処理。
スカーフだったため馬鹿力を被弾しましたが猫騙しを使うタイミングが来ると判断してガルーラを引っ込め、ヒードランを捨てようとしたところに飛んできたのはグロパンで目眩がしました。
守れないランドロスは不意打ちを透かせないので捨て、ガルーラボルトロスでの勝負を選択。
最後は択ゲーでしたが予定通り不意打ちを守るで透かしてガルーラを処理して勝ちました。
1ターン1ターンの行動選択で脳への負担が大きすぎて吐きそうでした。
 
裏話ですがこの試合に勝ったことが本当に大きな自信となり、すでに優勝を確信していました。
 
準決勝 かんなさん ◯
明治2年のまつぴおくんと初の手合わせ。
パーティを見て選出段階からキノガッサの持ち物が鉄球であることを見破りました。
トリルさえさせなければ問題無いと判断してキノガッサは放置、初手で叩き落とす+捨て身でクレセリアを落とすことに成功しました。
裏も完璧に読めていたのでイージーウィンとなりました。
 
決勝 Fさん ◯
スクリーンに映し出しての決勝戦ということで最高に楽しかったです。
ぱっと見で遅い噴火ドランが動きにくく見える初手だったのでガルーラ集中を読んで猫騙し+噴火を選択。
これが通ってメタグロスをワンパンしました。
スイクンの守るが見えたので守備寄りなパーティと判断、ジリ貧を狙って積極的にガルーラヒードランを動かしまくりました。
結果は4-0で勝利、なんと優勝することが出来たのでした。
 
パーティのパワーが高いので強気の行動選択が出来て、それがハマりまくったのが連勝のからくりだったと思います。